第52回企画展示「紫式部 平安時代を生きた女性」

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第52回 「紫式部 平安時代を生きた女性 」

展示ケース(ウェルカムラウンジ) 2024年2月14日~4月末

poster 平安時代中期の代表的な古典文学、源氏物語。優れた歌人であった紫式部が作者ですが、実名ではありません。この時代、女性の実名は公にしないことがならわしとされていたため、宮中で働く女性は通称(女房名)で呼ばれていたようです。

 紫式部が源氏物語を書き始めたのは、配偶者である藤原宣孝が結婚後わずか3年ほどで他界した後のことです。その後中宮彰子に仕え始めてなお書き続けられ、54帖から成る長編物語となりました。ゆえにこの作品からは当時の貴族の生活を垣間見ることが出来るといえるでしょう。

 紫式部は、2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」の放送により、注目を集めています。
 今回、お茶大が所蔵しているいろいろな『源氏物語』と、「1.人物像、2.作家・紫式部、3.宮廷の生活、4.婚姻」という4つのテーマに沿って紫式部に関する図書を紹介します。世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』の作者・紫式部から、いにしえの平安王朝生活をのぞいてみてください。

※今回の展示資料は、一部を除いて館内閲覧や貸出も可能です。
 ウェルカムラウンジ展示ケース内資料のご利用は、
 平日9:00~12:00、13:00~17:00に総合カウンターへお声かけください。

※展示図書リストはこちらです。

<展示の様子>
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