番号:da1031
昭和8(1933)年に竣工した図書閲覧室に掲げるために下賜された色紙。昭和7年には講堂扁額を下賜され、また同年11月の開校式に出席されるなど、周子妃は女高師と深いつながりを有していた。能筆として知られている。
年月日:
昭和7(1932)年6月13日下賜
作者:
東伏見宮妃周子
作者説明:
東伏見宮周子(かねこ)(1876‐1955)明治9(1876)年8月29日、岩倉具定の長女として生まれる。明治31年に依仁親王と結婚。社会事業に積極的に参加し、寡妃となった後も皇族女子として活躍したが、昭和22年、皇室典範の規定により皇族身分を離れる。昭和30(1955)年3月4日、84歳で薨去。
釈文:
周子外國(とつくに)のふみも よむべし 然れどもやまとをみな(女)の みちなわすれ そ
関連資料:
『東京女子高等師範学校六十年史』 p.200 校報 第248号