お茶の水女子大学デジタルアーカイブズ

番号:da1007

 皇太后令旨
(「幼稚園ヘ行啓アラセラレタル時賜ル」)

皇太后令旨 (「幼稚園ヘ行啓アラセラレタル時賜ル」)

附属幼稚園開業に際して、皇太后より下賜された令旨。なお、開業式は、当初は26日に開催の予定であったが、雨天により翌日に順延された。


年月日:

明治10(1877)年11月27日

作者:

英照皇太后

作者説明:

英照皇太后(1833‐1897)
孝明天皇妃。関白左大臣九条尚忠の娘として天保4(1833)年11月13日に誕生。旧名は九条夙子(あさこ)。弘化2(1845)年9月14日、東宮統仁親王(後の孝明天皇)の妃となる。結婚翌年に孝明天皇が即位、入内して女御宣下を被る。皇女二人が夭折したため中山慶子所生の第二皇子祐宮を実子とした(後の明治天皇)。慶応4(1868)年3月18日皇太后となる。明治30(1897)年1月11日に薨去。同月30日に「英照皇太后」の追号を奉られた。

釈文:

曩に此園の設けあるを聞き今其さまを観るに幼穉の訓育稍〃冝に適ひたることを知りぬ尚倍訓育の方を竭し幼穉をして身を保ち智を増さしめむことを望む

関連資料:

『東京女子高等師範学校六十年史』p37、308~309


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