お茶の水女子大学デジタルアーカイブズ

番号:da1006

 皇后令旨
(「幼稚園ヘ行啓アラセラレタル時賜ル」)

皇后令旨 (「幼稚園ヘ行啓アラセラレタル時賜ル」)

附属幼稚園開業に際して、皇后より下賜された令旨。なお、開業式は、当初は26日に開催の予定であったが、雨天により翌日に順延された。


年月日:

明治10(1877)年11月27日

作者:

皇后(昭憲皇太后)

作者説明:

昭憲皇太后(1849-1914)
明治天皇皇后。一条忠香の三女として嘉永2(1849)年4月17日に誕生。御名は美子(はるこ)。明治元(1868)年12月28日皇后となり、大正元(1912)年7月30日皇太后となる。大正3年4月11日に65歳で崩御、昭憲皇太后と追号される。

釈文:

人の身を保ち智を増さんは稚き時の育方にあれは此園の業もいと難かるへきをいま稚き者共の状を観るに其身の健にして其智の開けゆかん效まてまのあたりに知られたるはまことに喜はしき事なり尚務めて此園の育方を普く敷きなは人々をして皆洪福あらしめんこと誰れか疑ふへき

関連資料:

『東京女子高等師範学校六十年史』p37、308~309


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