皇后令旨
(「開校五十年記念式挙行ノ際賜リタル令旨」)
開校五十年記念式への行啓の際下賜された令旨。
年月日: | 大正14(1925)年11月29日 |
作者: | 貞明皇后 |
作者説明: | 貞明皇后(1884‐1951) 大正天皇皇后。明治17(1884)年6月25日旧摂家九条道孝の四女として誕生。旧名は九條節子(さだこ)。 明治33年5月10日、皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)と結婚。大正元(1912)年7月30日皇后となり、昭和元(1926)年12月25日皇太后となる。昭和26(1951)年5月17日に崩御。「貞明皇后」と追号される。
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釈文: | 茲に親しく開校五十年記念式を挙くるの盛事を見る欣悦何そ勝へむ 昭憲皇太后曩に開業の式に臨ませられ深く当路の計画を佳尚し女子教育を発展せしむへきことを親諭せらる惟ふに今日の興隆由て来る所已に尚し従事の人常に志を此に置き又能く時世の進運に鑑みて懈ることなく業を修むる者亦意を潜めて訓育の国家人心と須くも離るへからさる所以を究めは庶幾は 遺範に副ふことあらむ各自其れ之れを黽めよ
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関連資料: |
『お茶の水女子大学百年史』p159~160
『東京女子高等師範学校六十年史』p177
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