皇后令旨
(「開校六十年記念式挙行ノ際賜リタル令旨」)
開校六十年記念式への行啓の際に下賜された令旨。
年月日: | 昭和9(1934)年10月29日 |
作者: | 香淳皇后 |
作者説明: | 香淳皇后(1903‐2000) 昭和天皇皇后。久邇宮邦彦の第一王女として明治36(1903)年3月6日に誕生。御名は良子(ながこ)。母は島津忠義の娘俔子。大正13(1924)年1月26日に結婚し皇太子妃となる。昭和元(1926)年12月25日皇后となり、同64年1月7日皇太后となる。平成12(2000)年6月16日に97歳で崩御、香淳皇后と追号される。 |
釈文: | 茲に開校六十年記念式を挙くるに当り親しく諸子を見るは満足に勝へす 昭憲皇太后曩に開業の式に臨ませられ当局の計画を佳尚せられ他日其の美果の全国に蕃結せむことを庶幾ひ給へり今や女子教育大に興り此校の成績愈々揚れるは其の淵源する所甚た遠しと謂ふへし学校長を始め職員は夙夜黽勉して事に当り生徒等は皆善く学習を励み常に将来の進展を期し以て此校の使命を完くせむことを望む
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