東京女子高等師範学校附属高等女学校生徒服装の変遷
番号：da0024-6
大正十年頃の通学服（低学年）
明治期から昭和初期の附属高等女学校生徒の通学服の変遷を描いた作品のうちの1点。元禄袖の着物に丈の短いえび茶袴を着用した低学年の装い。同校では大正5（1916）年に通学に靴の使用、大正8（1919）年に低学年に筒袖又は洋服の着用が規定された。頭髪は後ろで一つに束ね、肩かけ鞄に、手提げ鞄と洋傘を携える。布張りの洋傘は柄を上にして持つ。
年月日： | 昭和9（1934）年頃 |
作者： | 坂内青嵐 |
作者説明： | 坂内青嵐（1881－1936） 福島県大沼郡会津高田町生まれ、本名は滝之助。東京美術学校日本画科本科で寺崎広業に学び、明治41（1908）年卒業。文展及び帝展に入選し、歴史画家として著名になる。この作品は、附属高等女学校に通う娘（房江）をモデルに描いたものである。 |
サイズ： |
158．5×67．7cm |
関連資料： | 『お茶の水女子大学百年史』p728～731 |
